【iPhone】グーグルマップの音声を推しの声に!
※当記事はjailbreak済の環境が必須になってきます。
※この記事に書かれていることを実行する際はすべて自己責任でお願いします。
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誰しも一度は ”推しの声でナビしてもらいたい” と考えたことがあると思います。
そういう時に活躍するのがmaplus(MAPLUS キャラdeナビ 公式サイト)というアプリになるのですが、Google mapでも好きな音声で案内してもらえそう!ということがわかったので記事にしてみました。
目次
ナビアプリで音声が流れる仕組み
ナビ系のもの全般に言えることですが、ナビアプリには「500m先」「右方向です」などの音声ファイルが保存されており、これらを組み合わせることで「500m先右方向です」といった誘導音声が流れるようになっています。
なので、この音声ファイルを任意のものに差し替えてあげれば好きな声で案内してもらえるというわけです。
ファイルをいじるには
・アンドロイド端末を使っている場合
アンドロイド端末ならナビアプリを起動した際、SDカードに音声ファイルが保存されるのでパソコンから簡単に操作ができます。
また、ナビボイスチェンジャーというアプリがGoogle Playでダウンロードできるのでこれを使ってみるのもおすすめです。
ナビボイスチェンジャー - Google Play のアプリ
・iPhoneを使っている場合
iPhoneだと内部ストレージ保存かつユーザー権限の壁がありjailbreakしていないとデータにアクセスすることができません。
悲しいことに筆者はiPhoneユーザーのためこの方法でしか記事にすることができません。
iPhoneの情報にアクセスしてみよう
まず最初の難関が、iPhoneの内部データにアクセスすること。
iPhoneはアンドロイドと違いユーザー権限に制限がかけられており、内部ファイルを閲覧可能状態にするためにはjailbreak(ジェイルブレイク)という操作をしなくてはいけません。
日本では"脱獄"と言われているやつですね。
名前だけ聞くと、違法なんじゃ...と思う人もいるかもしれませんが、いまのところ合法です。
ただし「個人で脱獄すること自体」に対しであり、脱獄端末を販売することはAppleの商標権侵害行為となるのでやらないでくださいね。
(脱獄についてもうちょっとだけ寄り道)
個人で使用するうえでの脱獄行為自体に違法性はありませんが、Appleの利用規約には違反しています。
なのでAppleのサポートを受けることができなくなってしまいます。
もしどうしてもサポートを受けたいという場合は、iPhoneを工場出荷状態に戻す(初期化する)ことが必要になります。
jailbreakについての理解を深めることができたので、早速作業に入りましょう!!
・ 用意するもの
jailbreak済iPhone(Google mapもインストール済であること)
差し替え用音声
まずiPhoneのjailbreakについてですが、筆者が中学校の時からお世話になっているサイトで紹介されているので、そちらを参考にしてみてください。
↓参考リンク
jailbreakができたら、インストールされたCydiaというアプリからFlizaをダウンロードします。
「Filza File Manager」の公式リポジトリ版がアップデート、iOS 13.5に対応! [JBApp] | Tools 4 Hack
このアプリを使用することでiPhone内部のファイルデータを見ることができます。
パソコンでフォルダーを漁る感覚です。
それではまずGoogle mapの音声ファイルを探してみましょう。
場所は
var/mobile/Containers/Data/Application/Google Maps/Application Support/
CannedSpeechBundles/ja-JP
の中にあります(めちゃくちゃ深い...)。
あとは差し替えファイルを用意してデータを上書き保存すれば完成...!!
差し替え用ファイルの用意
ファイルの差し替えとはなんぞやという場合もあるのでこの後は、筆者が用意した音声ファイルについてだらだらと書いていこうと思います。
・音声ファイル
人間誰でも「運転ごくろうさま!」「運転ありがとう!大好き!!」と言われたいですよね。
筆者は言われたいです。
さて、では誰に言われたいか。という問題が発生します。
恋人もいない筆者ですが、画面の向こうには筆者を支えてくれるたくさんのお嫁さんがいます。
この中でも、ユーザーが打ち込んだ任意のワードを喋ってくれるお嫁さんとしてVOICELOIDというものがこの世には存在します。
結月ゆかり、東北きりたん などがこれに該当します。
思い立ったが吉日。
早速VOICELOIDに「目的地です」と言ってもらったmp3データをPCで作成。
iPhoneにこのデータを送り、マップファイル内の音声データ「ARRIVED.mp3」に上書き保存しました。
この際のデータ移動はiFunBoxというものを使いました。
iOS 13.5でもApple File Conduit “2”は使用可能、ただしWindows版iFunBoxは… [JBApp] | Tools 4 Hack
SANTAさんが運営するサイト(Tools 4 Hack)で紹介されているように、iFunBoxにて「汎用ストレージ(/var/mobile/Media/general_storage)」にファイル転送、Flizaにてファイル操作がオススメです。
おわりに
各ツールについて一つひとつ説明しているとこの記事の焦点がわからなくなってしまうので、やり方についてはざっくりと紹介し、どちらかといえば全体の流れがわかるような構成で書いてみました。
今回の記事では、「どこに音声ファイルがあり、どうすればアクセスできるか」ということが伝われば十分役目を果たしたと考えています。
それでは、よいナビライフを!